日本自動車保有初の減少、中国、ミャンマーと同じく政治の貧困：仁徳天皇の仁政はいずこ

｢高き屋に　登りて見れば　煙たつ　民の竈は　賑わひにけり｣

竈はかまどと読みます。

仁徳天皇が自分のまつりごとが
ようやく実ったことを
喜んで詠ったもの。

以前｢民のかまど｣について
ちょっとふれましたが、
昨今の日本の政治、
また海外の政治のひどさ
を聞くにつけ、まつりごとの
理想と言われる仁徳天皇
についてちょっとご紹介。


仁徳天皇は第１６代天皇と
して３１３年に即位されて
から、人々を苦しめる
洪水をなくすために
川を掘ったりしていました。

ところが、その即位４年目に、
天皇が難波高津宮から
遠くをご覧になられて

「民のかまどより煙が
たちのぼらないのは、
貧しくて炊くものが
ないのではないか。
都がこうだから、地方は
なおひどいことであろう」

とおっしゃって、その
後３年税を免除し、
ご自身の衣を新調されず、
宮垣が崩れ、茅葦屋根が
破れても修理もされず
星の光が破れた隙間から
見えるという状況と
なりました。

　そして、再び民の
かまどをご覧になった
ときの喜びの歌が冒頭の
ものです。

　どのように喜んだかと
言うと自分が豊かになった
というのです。

　周囲が、宮殿が壊れて
いるさまなのにどうして
富んで言えるのでしょう
という問いかけに。

｢まつりごとは民が基本
である、その民が豊かに
なったのだから私も
富んだと言えるのだ｣

とおっしゃったのです。

と同時に、さらに３年間
税を免除することを
命じられました。



実は、今日この
｢民のかまど｣の故事
が頭に浮かんだのは
中国、ミャンマーの
民を思わない人災を
まのあたりにしたから
ではありません。


自動車保有、初の減少・３カ月連続前年割れに

今日の日経の朝刊記事
です。

全国の自動車保有
台数が最新統計の
2月末まで3カ月連続で
前年同月末比マイナス
となったんです。

3カ月連続の前年割れは
自動車普及が加速し始め
た1960年代前半以降
初めてのことです。

　原因のひとつとして
大きな、そして深刻な
ものが若者の減少に
よって新車が買われなく
なったことなんです。

　今の日本の政権与党
の政治家は自分の利益
のみ追及をして、将来を
含めた国全体のことなど
全く考えていません。

　国が豊かになる基本は
国民が豊かになること、
同時に安心な生活から
子供が増え、人口が増え
国力が増すことです。

　少子高齢化が叫ばれて
から久しく、国はなんら
その対策を施して
来ていませんでした。

　その結果が年金問題、
医療問題となって表れて
います。

　これらの問題は政治屋
から見てみれば、単に
国民が疲弊し、塗炭の
苦しみにあえばいいこと。

　でも、とうとう日本の
基幹産業、関連市場
２５兆円の自動車
産業の将来に陰りが
みえるまでに至って
しまったのです。

このような兆候が出て
きたとしても、視点が違う
日本の馬鹿政治家は、
民が豊かになること、
お年寄りが大事にされ、
安心した社会となって
子供が生まれやすくなり
初めて国が富むのだと
気づくことは永遠に
来ないのでしょうね。


山上憶良の歌

｢白銀も黄金も玉もなにせむに勝れる宝子にしかめやも｣

この歌を国民が心から
詠える社会になって
欲しいと思います。

少子高齢化問題に
日夜がんばっている
民主党小宮山洋子議員、
今の自民党、公明党
政治を早く倒して
豊かな日本を築く
ためにリーダーシップを
発揮するよう心から
お願いしますm(_ _ )m

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