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大学院工学系研究科
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日本の社会の安定性がやや保障された
感があります。

法律というものは、責任を求めたり、罰するのは
それによって社会秩序を守るためです。

その意味で、超高齢化社会において認知症介護、
さらには老々介護の問題が重くのしかかる日本に
おいてはこの最高裁判決は妥当と思われます。

認知症男性JR事故死 家族側が逆転勝訴 最高裁

愛知県大府市で認知症の男性(当時91歳)が
1人で外出して列車にはねられ死亡した事故を
巡り、JR東海が家族に約720万円の損害賠償
を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷
(岡部喜代子裁判長)は1日、男性の家族に賠償
を命じた2審判決を破棄し、JR東海側の請求を
棄却した。家族側の逆転勝訴が確定した。


事故は2007(平成19)年12月7日、東海道本線
共和駅(愛知県)にある無施錠のホーム側
フェンス扉を通り抜けて線路に下りたことにより
発生。

男性は介護度4の重度の認知症であり、本人に
は責任能力が無いということで民法714条に基づき
家族に賠償責任があるとされていたもの。

第714条
前二条の規定により責任無能力者がその責任を負わない
 場合において、その責任無能力者を監督する法定の義務を
 負う者は、その責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償
  する責任を負う。ただし、監督義務者がその義務を怠らなか
 ったとき、又はその義務を怠らなくても損害が生ずべきであった
 ときは、この限りでない。


地裁判決については当ブログでもとりあげました。

JR東海:認知症事故と損害賠償 上田哲裁判長、電車遅れで遺族に損賠命令
http://sansirohike.blog.fc2.com/blog-entry-2525.html


なにしろ地裁では同居もしていない長男までもが
賠償責任を負うべきとされたんですからひどいもの。

さすがに、名古屋高裁では長男は免責で妻が
責任を負うことになったんですが。

その理由が、
妻には自宅の外部に開放されている場所に夫と二人
でいるような場合には、A氏の動きに注意し、夫が徘徊
しそうなときには制止するか付き添うべきなどの対応を
とるべき注意義務があった、それにもかかわらず、妻は
夫と二人だけになっていたときにまどろんで目を離して
しまい、それが本件事故につながっているから注意義務
を怠った過失がある。


この妻も要介護1ですよ。老老介護の典型。なんで
数分まどろんだかというろ連日夜中までの介護で
疲れ切っていたからです。

民法714条は義務を怠らなかった場合は免責と
なっています。

裁判官が日本の介護の現状を知っているならば
この妻がまどろんだことを過失として賠償責任が
あるなどと見なすことはありえません。

法律解釈だけでなく、もし、こうした無原則にも近い
かたちで介護をする人に対しての過失認定をする
ことが認められればどうなるか。

明らかに、お金があれば施設送り、施設においても
またお金がなくて家にいても、被介護者を縛り付ける
ことしかなくなります。

果ては、殺してしますことさえしかねません。

今後ますます認知症が急速に増加することが
確実な日本の社会が地獄のようになってしまうのは
間違いありません。

その意味で、今回の最高裁の判決は、まだ十分読んでは
いませんが、結論として素晴らしいものと思います。o(^-^)o
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