松尾貴史のちょっと違和感 鈴木邦男さん逝く ものごとの是非をはっきり教えてくれた

一水会の鈴木さんは本当の右翼。

今のネトウヨは志も何もなく、ただただ
安倍などの国家主義者？たちを訳も
わからず無批判で応援。

またまた、いつもの松尾さんのコラムです。

松尾貴史のちょっと違和感
鈴木邦男さん逝く　ものごとの是非をはっきり教えてくれた

　岸田文雄首相が「育児休業中のリスキリング
（学び直し）を後押しする」という不可解なこと
を言い出した。子育ての実際について、ほとん
ど関わってきていない高級官僚や政治家が
いかにも思いつきそうなシュールな物言いで、
子育てをしているお母さんたちからの大きな
反発も招いているようだ。
ー中略ー
　為政者がとんちんかんなことをのたまう中、
鈴木邦男さんが亡くなった。右派の論客として
知られ、民族派団体「一水会」を創設した鈴木さん
は、本当に国を愛する人だった。彼を見ていると、
思想的に右だ、左だなどというレッテルは何の
意味もなく、右派と呼ばれる政治家たちの行状
にも苦言を呈し、まっとうなことを言っている左派と
深く交流し、何が大事なのかということを盛んに
啓蒙（けいもう）してくださっていた。権力者に
おもねることで居場所を確保した気になって、
平和を重んじる人たちを見下すような言動をする
人たちが「保守」を気取っているが、鈴木さんの
長年の活動を見て恥ずかしくないのだろうかとも
思う。いいことはいい、悪いことは悪いとはっきり
明快に教えてくれる稀有（けう）な存在だった。