「 平和賞は、核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が
受賞しました。核兵器の問題に関し、日本の立場は複雑
ですが、本当に長いながい年月にわたる広島、長崎の
被爆者たちの努力により、核兵器の非人道性、ひと度
使用された場合の恐るべき結果等にようやく世界の目が
向けられたことには大きな意義があったと思います。そして、
それと共に、日本の被爆者の心が、決して戦いの連鎖を
作る「報復」にではなく、常に将来の平和の希求へと向けら
れてきたことに、世界の目が注がれることを願っています。」これは皇后陛下が今年10月20日に83歳の誕生日に
出された文書の中の一節。
平和を求めてこられた天皇、皇后両陛下のお気持ちが
よく表れています。その意味で日本も深くかかわった
「ICAN」のノーベル平和賞に言及したことは当然。
ただ安倍政権、それに忖度する大TVメディアは全く
触れることもありませんでした。
さらに、ノベル賞授賞式の報道の中当然平和賞に
ついての記事。
ノーベル平和賞 授賞式 サーローさん「核兵器は絶対悪」ICANと共に活動、カナダ在住の被爆者が記念講演
【オスロ竹下理子】核兵器を初めて法的に禁じる核兵器
禁止条約の採択に主導的な役割を果たした国際NGO
「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)へのノーベル
平和賞授賞式が10日、オスロ市庁舎で開かれた。
ICANのベアトリス・フィン事務局長(35)と、共に活動して
きたカナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(85)がメダル
を受け取り、記念講演を行った。サーローさんは「受賞は、
核兵器の時代を終わらせることは可能だという大いなる
希望を与えてくれる」と述べ、「人類と核兵器は共存でき
ない」と力強く訴えた。けれども、安倍政権は当然、また今日のTVでも、各局は
ほとんど触れることなく、日系のイシグロ氏の文学賞報道
ばかり。
日本が深くかかわるICANを報道したならば、核兵器廃絶に
反対の立場をとる安倍政権を批判することと同じですから。
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