今日が何の記念日かお分かりですか?
「津波防災の日」なんです。
津波と言えばなんといっても、2011年3月11日の
東日本大震災の際の大津波ですよ。
そうです、それを受けて同年6月に制定された
「津波対策の推進に関する法律」で決まりました。
ただ、震災が起きて間もないことから、被害を受
けた方々の心情を考慮して違う日附にされた。
では、なんで今日11月5日にしたかというと、
今から160年前の安政元年11月5日(太陽暦では、
1854年12月24日)に発生した安政南海地震で、
紀州藩広村(現在の和歌山県広川町)を津波が
襲った時、濱口梧陵(儀兵衛)が稲むら(取り入れ
の終わった稲わらを屋外に積み重ねたもの)に
火をつけて、村人を安全な場所に誘導したという
実話からきています。
ちなみに、この実話をもとにして小泉八雲が執筆
した物語が「稲むらの火」です。
ところで、この津波防災の日はその後、世界的な
ものになりました。
世界津波の日
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page25_000294.html第70回国連総会本会議(平成27年12月22日)で
「世界津波の日」を定める決議がコンセンサスに
より採択されました。
この決議は,第3回国連防災世界会議及び持続
可能な開発のための2030アジェンダのフォロー
アップとして,我が国をはじめ142か国が共に
提案したもので,11月5日を「世界津波の日」とし
て制定するものです。
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