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sansiroh

Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


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いやはや前代未聞の
事件ではと。

私はメインが毎日
新聞なので、読売の
スクープ時点では
わからず、大事に
なってから知り
ました。

iPS臨床問題:「研究成果に疑義」読売新聞、調査へ
iPS詐欺読売報道
iPS細胞の臨床応用を
巡る問題で、読売新聞は
12日夕刊1面で「研究
成果に疑義が浮上した」
として事実関係を調査
することを明らかにした。
 同紙は11日夕刊1面
トップで森口尚史氏の
単独インタビューも掲載
したが、同氏が客員講師
を務めたと主張している
米ハーバード大や、患者
の治療を実施したとされ
る米マサチューセッツ
総合病院が否定する声明
を出し、誤報の疑いも
出たことから調査を始めた。


この森口氏、問題が
起きてTV取材などにも
登場しましたが、臨床系の
先生の雰囲気があまり
ありません。

こんな問題を起こすこと
自体、そもそもすぐウソと
わかるようなことは研究者
だったらいくらなんでも
やるわけはないですよ。

メディア情報では森口氏は
そもそも医学部なり理学部、
工学部、化学部などで、iPS
細胞の研究に携わるような
分野の出身ではありません。

93年に医学部保健衛生学科
を卒業し、同年に看護師の
国家資格を取得したそうです。

となると、メインの研究者
ではなく、アシスタント的な
ことはできると思いますが。

最先端の研究になんらか
携わり、なんでもいいから
有名になりたかったんで
しょうか。

そもそも、彼は肩書きが
「東京大学医学部iPS
細胞バンク研究室室長」。

これが、なんと大嘘。

あきらかに、地道な研究を
行う姿勢ではなく、門外漢が
気楽な夢幻の中で楽しんでいた
だけなんでしょうね。

研究が目的ではありません
から、夢が覚めてもそれ
だけ。

それにしても、読売の
記者はなんでしょうね。

「心筋を移植」なんて
タイトルをつける時点で
おかしいと思わないとは。

iPS細胞を分化誘導して
個々の臓器を作成する
ことは大きな研究目的
ですが、はっきりいって
現在はまだ、それこそ
「夢」の段階。

現実はまだ細胞レベル
しかできていません。

それが、移植可能な
レベルとは。

研究は一歩一歩進む
もの、また、他の
研究者と切磋琢磨して
こそ発展していくもの。

となれば、移植可能な
心筋ができる前に
多くの発表がなされる
のが当たり前です。

そんなことがわからない
新聞記者は、逆に研究と
いうものをなめています。

さらに、医療分野において
人体に適用しようとする
場合は、当然動物実験が
先、そして移植後の問題が
生じないかの評価も
考えれば相当の期間が
必要で、当然その動物実験、
および評価も研究発表が
なされます。

こうした研究分野においては
当たり前のことがわかって
いれば、森口氏から取材
依頼が(そもそも、研究者
からの依頼というのも
胡散臭い)あった時点で
過去の研究成果についての
情報提供を要求すれば
すぐわかります。

とはいえ、記者が熱心とは
いえ素人ということで
あれば、毎日新聞の記者の
ように、治療を行った
ハーバード大学の倫理委員会
での詳細な承認手続きや
窓口を要求すれば、記事に
するには問題があると
わかったことと思います。

それにしても、日本人にも
へんなのがいると世界に
表明したようなもんですから
こまったもんですね。( ̄へ  ̄ 凸


【追記】

読売新聞社、やはり、誤報として
誤りました。

iPS臨床問題:読売新聞が誤報と判断…おわび・検証掲載


森口尚史氏が米ハーバード大の
暫定承認を受けて人工多能性幹細胞
(iPS細胞)の臨床応用を実施
したと報じた読売新聞は、13日付
朝刊1面で「森口氏の説明は虚偽で、
それに基づいた一連の記事は誤報」
などとし「おわび」を掲載した。
別面の検証記事で事前チェックが
不十分だったとし、森口氏の
肩書をハーバード大に確認など
すれば「虚偽に気付く機会は
あった」と説明した。
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