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sansiroh

Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


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初しぐれ猿も小蓑をほしげ也

芭蕉が「奥の細道」の旅を
終えて故郷伊賀上野に向かう
途中に詠んだ句です。

この「時雨」は芭蕉が
好んで使った句材。

今日は芭蕉の1694(元禄7)年
の忌日ですが、そのため
芭蕉忌とも時雨忌とも
いわれます。

10月が時雨月と呼ばれる
こともありますけど。

さて、秋は文学。

昨夜のブログで、村上
春樹氏が文学賞を受賞でき
ないことに残念との感想を
述べましたが、さらに
日中対決に負けて悔しい
などと言っては文化度は
ゼロ以下になってしまいます。

ノーベル文学賞:莫言氏受賞 「日中対決」制したの声も


中国国内は11日、中国人作家の
莫言(ばくげん)さんへの
ノーベル文学賞授賞に喜び
の声がわいた。
 莫言さんの受賞決定に
中国版ツイッター「微博」
では「私たちの文化文明が
国際社会に認められた」
など歓迎する書き込みが
相次いだ。
事前のメディア報道では、
有力視された村上春樹さん
との「日中対決」との見方
もあっただけに、「中国の
郷土文学が日本を破った」
「村上さんに勝った」など、
日本に対する勝利感を
強調する書き込みも目立った。


もうおどろくほどに
中国の文化度が低い
ことを示しています。

親日家の莫言さんも
贔屓の引き倒しみたいな
賛辞では苦笑するしか
無いでしょうね。

とはいえ、私もお恥ずかしい
部類。

日中対決なんて言われる
までは莫言氏のこと
なんて全く知りません
でした。

中国の古典については
いろいろ読んで、中学では
文康の「児女英雄伝」など
まで読んでます。

けれど、近代以降となると
『阿Q正伝』の魯迅のもの
少々で現代の中国文学に
ついては完全に白紙。

莫言
今回の文学賞、平和賞と
同じく政治的意図も
少々感じられるんですが、
簡単に莫言氏のことを。

莫言という名前は
「言う莫(な)かれ」
からで、中国という
国においては「軽々しく
発言するな」という
自戒の意味があるん
だと思います。

本名は管謨業(かん・ぼぎょう)。

山東省高密市の農家に
8人兄弟の末っ子と
して生まれています。

出世作は86年の
「透明なにんじん」。

受賞の大きな理由にも
なった87年の「赤い高粱」は
張芸謀監督により映画化され
88年のベルリン国際
映画祭の金熊賞を受賞。

最新作「蛙鳴(あめい)」
(09年)など近年は
社会的な主題を選ぶ傾向を
強めており、ここらへんが
政治的な理由で選定された
といわれる所以。

大の親日家で約10回も
来日し、温泉と刺し身が
大好き。

大江健三郎さんとの長年の
交友も知られています。

莫言さん、ノーベル文学賞
受賞、おめでとうございます。m(..)m


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