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sansiroh

Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


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宇宙の構造や宇宙の起源、
はたまた遺伝子配列や
分化誘導のしくみを
日夜研究しつづける
方々にとって、国家、
民族間の争いや、
ましてや自己の利益の
ために政争など、
うたかたの人類固有の
かわいい営みと思う
かも知れません。

まあ、直接そうした
研究に携わっていなくても
その研究の成果なりを
目にすることは
心が洗われる気持ちに
なります。

今日はマクロ、ミクロの
記事2題のご紹介。

まずはスタートレックの
2万光年弱のフェニックス
星団よりはるか遠くのお話。

NASA:新星次々に生む銀河団 57億光年かなたで発見
フェニックス銀河団
過去に観測された
ことがないほどの
勢いで新たな星を
生み出している
銀河団を、地球から
57億光年離れた
宇宙で発見した。
米マサチューセッツ
工科大やNASAの
チームが15日発表
した。
フェニックス座の
方向にあるため
「フェニックス
銀河団」と名付けた。


この銀河団は数十から
数千個の銀河が集まった
ものですが、天体質量が
めちゃくちゃ大きく
太陽の約2500兆倍、
銀河系を含む銀河群の
総質量と比較すると、
フェニックス銀河団の
0.1%程度にしかなら
ないんです。

この銀河団は天文学者を
興奮させるような
従来にない特徴を
持ってます。

記事にあるように、
通常は年間1から2個
程度の恒星が誕生する
のに対して、なんと
年間740個程度。

この銀河団の中心にも
あるブラックホールの
影響で、通常は銀河団から
放出されるガスが
冷えにくくなり、星が
形成されないはずですが、
掲載した写真の右側の
想像図のように、
青白く冷えたガスの
部分ができて恒星が
どんどん誕生している
ようです。

ブラックホールと銀河の
関係など新たなことが
解明できるかも知れません。

竹島や、尖閣問題で
興奮している我々とは
及びもつかないところで
研究者の方々興奮して
いるんですね。

もう一つはもうちょっと
我々人類に身近な
ミクロ?な研究。


iPS細胞:105歳以上から採取 高齢者の病気解明に

健康に105歳以上まで
生きたお年寄り2人の
皮膚細胞から人工多能性
幹細胞(iPS細胞)を
作ることに慶応大が成功し、
アルツハイマー病など
高齢者の病気の原因解明に
取り組んでいる。
健康なお年寄りに生前から
協力を依頼し、死後に
皮膚を採取して実現した。


もうご存知iPS細胞。
ES細胞と同じく、
あらゆる組織の細胞に
分化誘導が可能な
多能性幹細胞を人工的に
作ったものですね。

将来的には自分の
皮膚から肝臓にしろ
眼にしろ、神経細胞
などを作ることが
できれば移植によって
いろんな病気が治り
ます。

でも、どうやって目的と
する生体組織、その
細胞をつくるかの
分化誘導の技術は
まだまだ分かって
いません。

将来の実現を辛抱強く
待ちましょう。

今回の記事は、iPS細胞を
使って、早期診断や
新治療薬などの開発が
可能になるかも知れないと
いうお話。

現代の医学では、遺伝子を
調べることによって
どの遺伝子が病気の
原因になるかを発見する
ことが重要です。

その際、必要なのは
正常な遺伝子と異常な
遺伝子を比較すること。

アルツハイマー病などは
それが難しいんです。

今正常だってそのうち
罹ってしまうかも知れ
ません。

そこで、記事のように
十分なお年になっても
健康な方であれば、
まあ正常だと言えます。

今回はお二人の皮膚細胞
から作成したiPS細胞
をもとに神経細胞を作って、
アルツハイマー病や
パーキンソン病の患者の
iPS細胞から作った
神経細胞と比較したんです。

そうしたところ、患者の細胞は
お年寄り2人に比べて病気に
関する異常なたんぱく質を
約2倍作りだしていたことが
わかりました。

こうした研究をどんどんと
外の喧騒にとらわれず
進めてもらいたいですね、

国家、民族にかかわらず
役に立つんですから。o(^-^)o



<参考記事>

iPS細胞:ウイルス使わず作成、実験成功…山中教授ら
http://sansirohike.blog.fc2.com/blog-entry-688.html


ips細胞の実用化が近づいた?:パーキンソン病治療可能性をラットの実験で確認
http://sansirohike.blog.fc2.com/blog-entry-504.html


いつもながら思うけど研究者はスゴイ:ヒトの皮膚から万能細胞(iPS細胞)作成成功
http://sansirohike.blog.fc2.com/blog-entry-365.html
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