fc2ブログ

プロフィール

sansiroh

Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


カレンダー

11 | 2011/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

AdSense1


リンク


最新コメント


RSSリンクの表示


月別アーカイブ


世界の物理学者、また
天文学者も眠れない
かも。

素晴らしいニュースが。

毎日の記事です。

ヒッグス粒子:「質量の起源」存在確認に手がかり

欧州合同原子核研究所(CERN
=セルン、ジュネーブ)は13日、
同研究所の大型粒子加速器
「LHC」を使って、あらゆる物質に
質量を与えたと考えられる
仮説上の素粒子「ヒッグス粒子」の
存在を確認する手がかりを得た
と発表した。
2012年末までに発見が期待で
きるとしている。


日本の東京大や高エネルギー
加速器研究機構(茨城県つくば市)
など15研究機関の約100人が
参加する「アトラス」(38カ国約3000人)と、
欧米などの「CMS」の2実験グループが
が別々に観測。

いずれも水素原子130個ほど
の質量の領域で形跡をつかみ、
ATLASチームは98.9%、
CMSチームは97.1%の
確率です。

素粒子物理の基準では存在する
確率が99.9999%以上で
「発見」となるんです。


読売の記事なんて興奮
そのもの。

追跡かわし続けた「神の粒子」、ついに痕跡発見

物理学者の追跡を最後までかわして
きた素粒子の痕跡がついに見つかった。
欧州合同原子核研究機関(CERN)の
研究者が存在の可能性を示した
ヒッグス粒子。
他の素粒子に質量を与える特異な
性質から「神の粒子」とも呼ばれ、
その発見は現代物理学の基礎である
標準理論の正しさを補強する物証となる。


なにしろ、このヒッグス粒子、
英国の物理学者ピーター・ヒッグス博士が
1964年、存在を予測したもの。

この世界に質量が生まれた
のがこの粒子が原因だって
いうんですから。

なぜ重さが生じたかについては、
当ブログ

政治の責任の重さと物質の重さと:自民党総裁選告示、LHC加速器実験開始でヒッグス粒子を
http://ameblo.jp/sansiroh/entry-10137922031.html

で簡単に解説しています。

また、昨年のノーベル物理学賞の
当ブログ。

ノーベル物理学賞に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏
http://ameblo.jp/sansiroh/entry-10148808641.html


重さが生じるヒッグス粒子が
なぜそもそもできたかを予見
する「対称性の自発的破れ」
という理論で受賞したことを
紹介。

まあ、理系でないかたには
結局は?????かも
知れません。


で、今日は違った角度での
知識をご紹介いたしましょう。

それは、なんで物理学者が
宇宙の起源の「ビッグバン」を
一生懸命研究しているかって
こと。

現在宇宙はできてから
137億年たっており、
現在もどんどん加速的に
膨張しているといわれて
います。

このことは天文学者が
宇宙の電波や変光星
などを観測してわかって
いるんです。

さて有名?なハッブルの法則。

すべての天体が我々から
遠ざかる速さとその距離が
正比例するとというこの
法則は、1929年に
エドウィン・ハッブルとミルトン・
ヒューメイソンによって最初に
定式化されました。

ところが同時期の1922年
フリードマン(Friedmann)が
アインシュタインの理論
(アインシュタイン方程式)を
エネルギーが一様・等方に
分布する場合に適用したところ、
空間の大きさが時間とともに
増大することを示し、これが
ハッブルの法則と同じ
だったんですねえ。(  ゚ ▽ ゚ ;)

では時間をさかのぼれば
どうなります。

どんどんと小さくなって
137億年前はただの
1点ということに。

と同時に、空間の大きさと
宇宙のエネルギー密度は
関係していますので、
これから時刻と温度の
関係が分かります。

時刻といったって毎日の
時刻ではありません。

宇宙の最初から今までの自分なりの判断のご紹介-宇宙の年表
時刻なんですよ。

ちょっと見にくい
ですが、右の
グラフ、宇宙の年表。

横軸の一番左が宇宙
誕生の0秒。

右側が10の
マイナス11乗秒後。

1000億分の1秒の
ことですね。

以下、10の-5乗秒後、
1秒後、1万年語、10億年後、
そして現在となっています。

で、温度がすごい。

宇宙の最初はあまり高すぎて
なにがなんだかわかりません。

10のー11秒後の温度は
なんと1000兆度。

10の-5乗秒後すなわち
宇宙創造後10万分の1秒後は
やや冷えて1兆度。

一秒たってようやく100億度。

太陽やなにかの星の温度の
クラスになるのはなんと
1万年後です。

さてと、賢明な諸氏はもう
おわかりになっているかも
しれません。

宇宙の最初の数分の
ころはとてつもなく
高い温度のため、
みなさんがよく知って
いる原子なんてものは
当然分解されて、
陽子、中性子、電子どころ
じゃなく、クォークなどの
素粒子になっちゃって
いるんです。

ということで、宇宙の創生を
語るには物理学者がお出まし
になる必要があるんです。

そうそう、ちなみに、宇宙開始
から1000億分の1秒後、
温度が1000兆度に低く
なったところで、問題の
ヒッグス粒子が登場
するんですよ。

宇宙の年表は佐賀大の
船久保 公一教授のHP
http://astr.phys.saga-u.ac.jp/~funakubo/funakubo-j.html
から引用させていただきました。

宇宙の起源について
いろいろ解説がありますが
船久保教授の解説
http://astr.phys.saga-u.ac.jp/~funakubo/BAU/BAU.html
は秀逸です。o(^▽^)o












素粒子標準理論と実験的基礎
¥7,560
楽天

【送料無料】 21世紀を開く科学の新理論の研究 素粒子物理学の標準理論および超弦理論を超えて ...
¥10,500
楽天

宇宙論の超トリック暗黒物質(ダークマター)の正体 (超☆わくわく) (単行本・ムック) / コ...
¥1,890
楽天


スポンサーサイト



 | ホーム | 


FXで斬る