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Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


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そもそも政治利用とか、政治的利用とは
なんでしょうね。

近頃というか、世の中がそのことで
かまびすしいと思いますので。o(^-^)o

昨日が頂点でしょうか?
各紙がいろいろ書いていますが
代表的なものを。

小沢氏「辞表出して言え」=宮内庁長官「辞めるつもりはない」-特例会見で応酬


天皇特例会見に野党反発 首相「間違っていない」


まあ、それぞれの詳細は上の
記事を読んでいただくとして。

発端は、昨日からの訪問の習近平国家副主席の
訪日において天皇への表敬訪問を依頼された
こと。

中国側としては胡錦濤国家主席が
副主席の際に訪日し天皇にお会いしたこと、
また実質の次期主席であるということから
「格」ということを重んじる国として
是非にという希望でしょう。

 これは日刊スポーツの記事

中国外務省が天皇陛下との会見実現に謝意

に中国外務省高官が異例ともいえる
謝意を表明したことにも表れています。


まあ、これは、相手国の希望で
あって、今回の騒動の原因は
もっぱら日本側の内部の処理
というかいろんな人間が勝手に
ものを言っていることのよう。


今回のゴタゴタまで知らなかったん
ですが、天皇陛下が外国の
要人とお会いするのは、30日
以上前に宮内庁経由で依頼
しなければならないというルールが
あったんです。


鳩山首相:天皇陛下と習氏の会見要請、実現へ 宮内庁長官が批判

宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、
記者団に「大きく言えば陛下の
政治利用ということ」と異例の批判をした。


 小泉首相の際に長官となった
羽毛田氏によれば、内々に打診が
あったのは1カ月を数日切って
いたので断ったが、1週間前に
強い要請があったので、内閣の
一員でもあり、天皇にお願いしたとの
こと。


今回の騒動については、ふたつの
ポイントがあると思います。

 一つは、天皇の行為とは何か、
政治利用は何か。

 もう一つは、羽毛田氏の行為は
宮内庁長官として正しかったのか。

まず、簡単なことから。

私は天皇、皇后両陛下は常々
人間としても尊敬に足りうる
我慢強く、やさしい方だと思って
いますし。

 また、歴史、育ちということで
はじめて醸し出される上品さ
というものまざまざと感じて
います。

 また、だからこそ、諸外国の
元首たちも、お会いして本当に
感激しているんだと思います。

 そういうこともあって、天皇、
皇后両陛下は極めて多忙、
いろんな行事にお出になります。

 長官も言ったように、お身体を
悪くされてからも、嫌な顔を
一つされず、また、代行が可能で
あるにもかかわらず、相手を
思って直接お会いになります。

 そこで、30日ルールができた
んだと羽毛田氏が言っている
わけですが。

 天皇皇后両陛下のことを
考えるならば。

 あ、長官は天皇のことだけに
言及していますね。

 とにかく、本当にお身体の
ことを考えるならば、1か月も
調整が必要な、極めて過密な
スケジュールなんて組むん
じゃないといいたい。

 先日の在位20周年のブログ
でも書きましたが、あの寒空の下、
長時間、お二人を立たせるん
じゃない。\(*`∧´)/

 ガラス越だっていいから、
風で御髪がみだれるような
状況をつくるんじゃないって
いうの。

 簡単にいえば、昔から宮内庁って
ところは意地悪な小役人ばかり、
しきたり優先、世間体優先のような
ところ。

 宮内庁長官なんて、天皇を利用
してえらぶっているんです。

 だから、ルールを破られて
私憤から文句を言ったんです。

 天皇のお身体だけでなく、
第一の問題にも関わりますが、
微妙なお立場を考えたら、
あんな会見をしたら陛下は
困っちゃうでしょうが。

 現実問題、ここまで騒ぎが
大きくなってしまっているんです。

 本来の意味で「忠臣」という
立場であれば、切腹でもすべき
ところだと思います。

 長官がとるべき本来の道は
1)辞職覚悟でどんなことが
 あっても会見を認めないこと。
 また、この際、30日などという
 ルールでなく、もっと行事を
 減らし、陛下の体調第一に
 すること。
2)一度認めたなら、うちうちの
 抗議なりで、世間には、特に
 会見相手にはごたごたの
 もとになることを決して
 言わないこと。

 でも、羽毛田氏は小役人という
か権威が大好きな官僚ですね、
陛下を利用して自分がエライと
いいたいんです。( ̄へ  ̄ 凸


 さてと、難ししい本来の
天皇の役割の政治利用の問題。

 実は、第一の問題についての
説明にもそれとなく、意見を
言わせていただいています。

 ある意味、簡単に、メディアの
あさはかな言葉遣いにふれつつ
意見をいわせていただきます。

 日本は敗戦国。

 元の大日本帝国憲法では
「天皇は神聖にして侵すべからず」
の存在でした。

 でも、負けちゃった。

戦前でも、天皇を利用して、自分の
権力を強化行使し、果ては戦争まで
国民を駆り立てた勢力もありました。

同時に、国民性から純粋に天皇を
敬愛する人々も多かったんです。

 その結果が、日本国憲法第1条。

天皇は、日本国の象徴であり
日本国民統合の象徴であつて、
この地位は、主権の存する
日本国民の総意に基く。

 そう皆さんの合意で
象徴となっていただいた
ことになっています。

 日本の曖昧文化というか、
和の文化というか、今上天皇は
この意味が何かをまさしく
実現してこられたと思います。

 日本国憲法は、実質は国民主権、
内閣の行為であることを明確に
しつつ、その象徴という
意味で、天皇の国事行為を一応
定義しています。

 けれども、「象徴」とは何かが
メインですから、厳密な天皇の
行為の定義はありません。

 なにしろ、天皇はちゃんとした
かた、日本国憲法の趣旨、
国民のことを本当にわかって
いらっしゃるという前提で、
天皇が「いやだ」ということを
表明された場合をどうするか
など決めていないんですから。

 政治って「政(まつりごと)」。

仁徳天皇の「民の竈」のお話を
ご紹介した際にも、本当に
国民の生活を大切に想い
そのため国がどうあるべきであるか
それにかかわる一切のこと。

 その意味で、国民の象徴たる
天皇が政治と無関係である
わけはありません。

 ただ、憲法にあるように、内閣が
責任を持つんであって、天皇として、
政治を、すなわち、国の方向を決めたり
そのための施策を実行するという
ことをしないんです。

 しかし、天皇が任命し、または
天皇が執り行うとことで、国民は
満足する。

 それが、憲法6条、7条で定めた
天皇の公的な行為です。

 ですから、「政治利用」は
憲法上での政治行為とは
別物ですね。

 各国の国家元首と、日本を代表して
お会いになる、何しろ、2千年もの
歴史を持っているんですから、
公式行事の主役として、どの
国もまねできない最高のお方。

 こんな政治利用は、政治利用という
より象徴としてのもっとも重要な
お役目だと思います。



 すでに、私の説明でおわかりかと
思うのですが、問題とされる「政治利用」とは、
ある意味、天皇、天皇といいながら、
実は、自分のそのときの利益のみを
考えて天皇の名前を使うことを意味し
ています。

 
 その最たるものが、戦前、戦後で
言われる、わけのわからない「国体護持」だし、
戦前、天皇の命令ということで
戦争を開始し、戦線を拡大したことです。

 今回の場合も、国民の代表としての
政府の公的行事というよりも、
羽毛田氏のような行為や、

野党である自民党が政権をとっていた時代に、
もっぱら、中国や韓国に係わる
ことの場合に使う「天皇の政治利用」
という言葉での政治的拒否行動や、

今回のように野党になっての与党
民主党の攻撃材料に使うことこそが、
慎むべき「政治利用」だと思います。

 その意味では、メディア自体も
同じ穴のむじな。

騒ぎたてることにより、政治の方向を
おかしくし、また、陛下のお気持ちを考えて
いないんだから、私利私欲による
「政治利用」問題の相乗りです。


習近平国家副主席、今日天皇に
お会いになり、お姿、お言葉に
触れ感激して中国に戻られる
といいですね。
 
 最後に民主党に言いたい、
天皇を国事行為として
利用されるなら、もっと
積極的に考え、そのための
代行役とは何かなど、
ちゃんとした体制を責任を
持って考えるべきだと思います。

災い転じて福となすo(^-^)o




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