昨日は小雪。
女優の「こゆき」でなくて、
「しょうせつ」。
二十四節気の一つですね。
秋などいつのまにか終わって
しまいましたね。
読書の秋はどのぐらい
本をお読みになりました?
読まなくても読んだふりで
教養があるように見せかける
という手もありますね。
おもしろい統計があり
ましたのでご紹介。
今年の3月に世界本の日
(World Book Day)主催団体が
発表したものです。
ちなみに世界本の日って
ユネスコが決めていますが
4月23日です。
日本とスペインだけは
「サン・ジョルディの日」と
いうんですけど。
あまり有名でないですね。
あ、そうそう本題に。
イギリス人にもっとも読んだフリを
された本のランキングです。
1. 1984 - George Orwell (42 percent)
2. War and Peace - Leo Tolstoy (31)
3. Ulysses - James Joyce (25)
4. The Bible (24)
5. Madame Bovary - Gustave Flaubert (16)
6. A Brief History of Time - Stephen Hawking (15)
7. Midnight's Children - Salman Rushdie (14)
8. In Remembrance of Things Past - Marcel Proust (9)
9. Dreams from My Father - Barack Obama (6)
10. The Selfish Gene - Richard Dawkins (6)
和名はあえて書きませんが、
読んだふりしたくなる内容ですね。
o(^-^)oでも、聖書が第4位とは。
(=◇=;)ところで、10位の「利己的な遺伝子」。
1976年にイギリスの動物行動学者
リチャード・ドーキンスが一般向けに
発表した進化生物学の本です。
日本でも1991年に発行されて
かなり話題になりました。
ご存知のかたも多いと思いますが、
読んだふりをしたい方のため一言で。
われわれ生物というものは、遺伝子という名の利己的な存在を生き残らせるべく盲目的にプログラムされたロボットなんです。自分たちを構成する要素の一つでしかない遺伝子によって、人間は、ひいてはすべての生物は生きることを、繁殖することを強いられているんですよ。かなり衝撃的で、人生観が
変わってしまいますよね。
このブログでも以前ご紹介した
竹内久美子氏は、さらに、進んで
人間社会のいろんな行動を
遺伝子の立場からいろいろ
説いています。
是非お読みになるといいかと
思います。
o(^▽^)oそうそう、実は今日の本当の
目的は。
訃報:動物行動学の日高敏隆さん 79歳、京都大名誉教授動物行動学の草分けの一人で滋賀県立大名誉学長、京都大名誉教授の日高敏隆さんが14日、肺がんのため死去した。79歳。子供のころから昆虫最終に
熱心だった昆虫少年がその
まま学者に。
モンシロチョウの観察により、
メスの羽が反射する紫外線を頼りに
オスがメスに近づいていることを
発見するなど多くの業績を
残しています。
で、この日高さんが日本の動物行動学を
ひろめたかたで、ドーキンスの
著書を共訳したんですね。
ご冥福をお祈りもうしあげます。
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