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sansiroh

Author:sansiroh
sansirohです
もともと文系、でも
大学院工学系研究科
修了なので理系が
メインということにo(^-^)o


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iPS細胞を使ってマウスレベルでは
精子も卵子もできるようになっている
そうです。

今回のニュースはさらにすごく、オス
からだけで卵子を作り、やはりオスからの
精子で子供を作ったというもの。

両親ともオスの赤ちゃんマウス誕生 iPSで受精「原理上ヒトでも」

 遺伝的に2匹のオスを両親にもつ赤ちゃんマウスを
誕生させることに、大阪大学や九州大学などのチーム
が成功した。様々な細胞に分化できるiPS細胞の
技術を使って、オスの体の細胞から卵子を作った。
原理上は、人間でも男性同士の間に子どもができる
可能性があるという。
 一般にヒトやマウスなどの哺乳類は、男性(オス)で
XY、女性(メス)でXXの2本の性染色体を持つ。
 オス由来のiPS細胞のXYを、XXに変えることができれば、
成長して卵子になるのでは――。阪大の林克彦教授
(生殖生物学)らのチームは、「Y染色体の消去」と
「X染色体の複製」に挑んだ。
ー中略ー
 研究成果は15日、英科学誌ネイチャーに掲載された。
 同誌は解説記事も掲載しており、「今回の手法は、
生殖や不妊治療の研究に新たな道を開く」「男性の
カップルやトランスジェンダーなどより多くの人々が
妊娠・出産できる仕組みができるかもしれない」と
意義を称賛している。



<参考>

Generation of functional oocytes from male mice in vitro
https://www.nature.com/articles/s41586-023-05834-x



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昨日も串焼き屋でシシトウも注文。

私は辛いのが平気なので時々に
当たる辛いのも問題無し。

でも、見た目は同じで辛さが違うのは
とても不思議、俗説では種が少ないと
辛いというのもありますけれど。

シシトウの辛みはなぜ「弱い」のか? 辛み抑える二つの「主役」特定

 トウガラシの仲間なのに「辛み」をほとんど持って
いないシシトウ。ただ、時々、激辛のものもある。
この仕組みに関わる遺伝子のなぞを、信州大の
研究チームが突き止めた。
 辛みの強弱を自在に調整できれば、好みの辛み
を持つ新たなトウガラシの品種誕生につながる
可能性がある。
ー中略ー
 今回、チームはトウガラシの一種のタカノツメと、
辛みを失ったシシトウを交配。孫世代から収穫した
実を使い、含まれるカプサイシンの量を調べた。
 すると、辛みが強い実から弱い実までが連続して
混在していた。さらにそれぞれの遺伝子の特定の
場所「遺伝子座」を調べ、カプサイシンの量との関係
を解析したところ、辛みを抑えるには二つの遺伝子
座が影響していることを突き止めたという。



<参考>

Genetic analysis of pungency deficiency in Japanese chili pepper ‘Shishito’ (Capsicum annuum) revealed its unique heredity and brought the discovery of two genetic loci involved with the reduction of pungency
https://link.springer.com/article/10.1007/s00438-022-01975-2
過ぎたるは猶及ばざるが如しってこのこと。

いやはや孔子様はこのことを説いておられた
のかと驚きです。

私は人間が貪欲で放流しても食べちゃうので
と思っていました。

「放流しても魚は増えない」驚きの日米研究チーム論文、その真意

 放流しても魚は増えない――。北海道大学が刺激的な
論文発表のプレスリリースを配信しました。北海道は、
人工でふ化させたサケ・マスを河川に返す稚魚の放流が
盛んで、市民も参加していますが、「無意味」なのでしょうか。
ー中略ー
 発表された論文は、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の
照井慧助教や北大大学院の先崎理之助教ら4人による共同
研究だ。
 2月7日にオンライン公開された。
ー中略ー
 例えば99~15年に約10万~15万匹のサクラマスが放流され
た河川で、1平方メートル当たりの生息密度を調べたところ、
07年の約1・5匹をピークに徐々に減り、13年に0・5匹を下回った。
別の河川は、03~09年に十数万~約20万匹を放流したのに、
密度は09年の約0・5匹から10年に約0・1匹と下がり、15年に
ほぼ0匹。
ー中略ー
研究チームは餌やすみかなどの「環境収容力」が限られる
河川に収容力を超える大規模な放流が行われると、生存
競争が激化し、サクラマスの自然繁殖も抑制されて、魚種
を問わずに生息数が減るとみる。
 生態系の安定性が損なわれたのだ。放流魚は野生よりも
大型化する傾向にあることも、競争を激しくする一因になる
可能性があるという。



<参考>

放流しても魚は増えない~放流は河川の魚類群集に長期的な悪影響をもたらすことを解明~(地球環境科学研究院 助教 先崎理之)
https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/02/post-1173.html


イグ・ノーベルで有名になった粘菌の
すごい能力。

まあ、冗談半分と思っていたんですが、
なんと粘菌の特性を生かしたコンピュータを
研究しているんです。

粘菌の驚異の能力 単細胞生物から学ぶ「知性」とは

 粘菌は菌という名がつくが、動物でも植物でも菌類
でもない単細胞生物だ。ゆっくり動き回ってエサを
とりながら成長、合体し、ときに分裂する。
 中垣俊之・北海道大電子科学研究所教授(生物学)は、
粘菌の研究で、ユニークな科学研究などに贈られる
「イグ・ノーベル賞」を2008年と10年に受賞した。1人の
研究者が2回受賞するのは異例だ。
 08年の受賞は、迷路の入り口と出口にエサを置くと、
粘菌がそれをつなぐ最短経路を見つけることを発見した
研究で、英科学誌ネイチャーに掲載された。10年の
受賞は、日本の地図上で主要都市にエサを置き、
勾配や川を光の強さで表現することで、実際に近い
鉄道網の再現に成功。米科学誌サイエンスに掲載された。
ー中略ー
 粘菌の賢さは最先端技術に応用されつつある。その
一つがコンピューターだ。
 「巡回セールスマン問題」という難問がある。
セールスマンが複数の都市を1度ずつ訪ねて出発点に
戻るとき、最短になるルートはどれか――という問題だ。
ー中略ー
 粘菌をコンピューターにすると効率的に解けることに
気づいたのが、「アメーバエナジー」を18年に創業した
青野真士・最高経営責任者(CEO)だ。
ー中略ー
 現在は実用化に向け、粘菌の動きを電子でまねた、
より速いコンピューターの開発を進め、数年後の実証
実験を目指す。将来的にはスマートフォンに入るほどの
小さなチップにすることも考えている。







ゴルフのクラブにも使うほど、いろんな
分野で炭素繊維が使われています。

意外と知りませんでしたが、CNF
(セルロースナノファイバー)もすごい。

鋼鉄と比較して5分の1の重さしかありま
せんが、強度は約5倍もあります。

この研究日本でも注目されていますが、
その応用分野を広げることが課題。

で、こんな記事が

和楽器から人工衛星まで 「軽くて強い」植物由来の新素材に熱視線

 植物を原料とする新素材「セルロースナノファイバー
(CNF)」を使った製品開発が進んでいる。軽くて強度
が高いことからプラスチックの代替素材などとして期待
され、最近は和楽器から人工衛星の部品まで裾野が
広がっている。
象牙の「しなり」再現
 和楽器を製造・販売する「三島屋楽器店」(新潟県
長岡市)は2022年11月、CNF製の「琴爪」を発売した。
琴爪は元々象牙製が一般的で、植物由来の素材で
作るのは意外にも思えるが、消費者モニターテスト
では「象牙に近い」との高評価も得ているという。
ー中略ー
 CNFは、植物の細胞壁を構成する天然の高分子
化合物「セルロース」を、機械や化学薬品で太さ
直径数~数十ナノメートル(ナノは10億分の1)、
長さ数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)程度
にまで細かくしたもの。髪の毛の1万分の1程度の
細さだ。
ー中略ー
 大分大の衣本太郎准教授(機能物質化学)は、
竹を原料としたCNFを開発し、宇宙航空研究開発
機構(JAXA)と共同で人工衛星に活用する研究
を進めている。
真空の宇宙で激しい温度変化にさらされると、人工
衛星に使われるプラスチック部品や接着剤から
「アウトガス」と呼ばれる気体が放出される。
アウトガスは、宇宙の環境汚染やセンサーの
不具合につながることが課題だった。
 竹製CNFの場合、実験段階ではアウトガスが
発生しないことが確認されており、JAXAがこの
強みに着目して共同研究が始まったという。
ー中略ー
 プラスチックの代替品やプラ強化材として注目を
集めてきたCNFだが、他の用途への応用にも期待
がかかる。たとえば、CNFは光が乱反射しにくい
ため透明な素材を作れ、ディスプレー材料にも
使える。また、植物由来なので保水性があり
粘性が高く、食品や化粧品への添加物としても
使われている。
 CNFの課題はセルロースをナノレベル化する
のに手間とコストがかかることだ。用途を広げ、
需要が増えればコストダウンも期待できる。



<参考>


セルロースナノファイバーとは? その特徴と用途を解説
https://engineer.fabcross.jp/archeive/211213_cellulose-nanofibers.html


このままではCNFはガラパゴス材料に!? カギは必然性と想定を超えた用途開発
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2105/19/news038.html






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